アンフェアなのは誰か(ネタバレ)

飴(あめ)

この記事は約 6 分で読めます。

今日は火曜日。

何書いても良いどうにでも言い訳がこじつけられる日です。

こんばんわ、飴です。

『アンフェア』最終回でした。

ということで、今日はこのドラマについて語ります。

よそでよく目にしますので、ひと言。

※ネタバレ困る方は読まないで下さい!

映画や本をいくつか紹介してますが、いつもは見たり読んだりする楽しみをとっておこう、と配慮をしてるんだけど、ごめんなさい今日はムリw

初回からぐっと引き込まれるあの感覚は『ケイゾク*2』の再来のようだった。

あまりにも続きが気になるものだから、普段ならやらない『途中で原作チェック』で本屋に走ったりしてしまった。

この『アンフェア』原作は、【推理小説*3】という小説で、『共犯者*4』で脚本を担当した、秦建日子氏だった。

それをずっと知らずに『アンフェア』を毎週視聴し続けていて、知ったときはかなりショックだった。

だって、あの『共犯者』はその前の『沙粧妙子*5』の興奮を思い出しながら見ていたのに、それはそれはもう。

私にとってはナンセンスな終わり方だったから。

もしかして、『アンフェア』もそんなナンセンスな終幕かと思うと正直かなりのめりこんでいたので気絶しそうになった。

『共犯者』については賛否両論あるようですが、興味があったら見て下さい。)

ちょっと話がそれてしまいましたが、原作である『推理小説』。

それは編集者瀬崎の手書きの結末が出てきて、キレイに終わってた。

小説としては、すんなりまとめられている。

読んだ感じ、なんの違和感もない。

さて、ここからが問題だ。

ドラマは身代金誘拐へと続く。

そして、畳み掛けるように死体がゴロゴロ。

小説はとっくにココで終わりじゃないか、ドラマはどうするんだ??と、全く先が読めない状態になり、さらにのめりこんでしまったw

mixiのアンフェアコミュニティでも、毎回放送ごとに大変盛り上がっていた。

名探偵が次々に推理を披露し、コメントの量も半端じゃなかった。

あまりに素晴らしいちゃんと裏づけのある推理には脱帽しっぱなしだった。

とても口を挟むことが出来ない、ものすごい勢いがあった。

私はわたしなりに推理していたけど、違和感は無いが物足りない感はあった。

作中、『推理小説の最後はフェアじゃないといけない。決して犯人はうそをついてはいけない』みたいな台詞がありましたがフェアになっていたらそれでいいのか?

最終回を無事見終え、私が今思うこと。

ありがちというか、最近の流行というか。

インターネット上で知り合った、という設定ほど都合の良いものは無い。

そんな手っ取り早い、どうにでもなるオールマイティなカードは無い。

これが現代風のミステリーだ、と云われれば返す言葉が無いが、でもあえて云いたい。

インターネットで顔も知らない人たちが互いに共鳴し合い、いっけん、点でばらばらに見える事件が、ネットというキーワードで1つにつながるなんて、邪道だ。ナンセンスだ。ずるいと思う。

横溝正史の過去の怨念、出生の秘密(あはは、韓流ドラマみたいだな)とかそれは、情景だけを読み進めたってわからねーさ、みたいなエピソードが出てきても更にもう一ひねりあるから、許される気がする。

また引き込まれるもん。

ちょっとあと1回ぐらい放送回があったが良かったんじゃないの?w

間延びするのはもちろん困る。

だけど、早足で最終回が進んでいくとちょっと軽くなってしまう。

最後、(あぁ・・・安藤か・・・)という所は違和感は無いけれど欲を云えばもうちょっと悪人顔にかわった安藤も見たかったし、涙をそそるようなエピソードも見たかったな。

もっと「やられたー」っていうやられた感が欲しかった。

80年代に、『もう誰も愛さない』『あなただけ見えない』とか、俗に云う【スピードドラマ】って流行ったよね。

1回を見逃すともう話についていけない、ぐらいの展開の速さが目新しかった。

しかもどす黒い人間模様と、サスペンス。

中学生の飴には最高におもしろかったなぁ・・・。

総評、★★☆☆☆(2/5)でございます。

多くの方が近日中、アンフェアについてblogを書かれるんじゃないかと思います。

すっごくうろうろ見て回るのを楽しみにしています。

私とぜーんぜん意見が違う皆さんばかりだと思います。

ドラマも見てて、コレを読んでくれた方、ごめんなさい


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