雨が降るんじゃないかと心配で心配で

飴(あめ)

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楽しみにしていたことがあった。
楽しみにすると、たいてい雨が降るので、
毎日天気予報が気になって仕様がなかった。
でもニュアンス的に伝わってなかったんだなぁ。
温度差があった。
天気だけの問題じゃなかったのだ。
人を誘うってこれだから嫌だ。
こういうことを繰り返すから、誘いにくくなる。
誘わなきゃよかった、と落ち込む。
誰でもかれでもよかったわけじゃないのに。
肝心な人に、どんなつもりでいるのか伝わってないのです。
素直にならない私も悪い。
「じゃぁさ・・・」と口を開いて出てくる打開案には耳を閉じ
「もういい」とにこりと笑う。
目は笑ってないと思うが、口元はきゅっと上げる。

誘わなきゃ良かったと、嫌悪感
悪いことしたなぁ、罪悪感

もっと器用に今を楽しめたら、せっかくの時間を無駄にしないだろうに
そういうことは今のところ出来たためしがない。
最近欲深くて、すぐ怒る。
怒るというか、哀しい。
すごく哀しくて、すごく虚しくなる。
感謝、なんてことをすっかり虚しさに任せて当り散らす。
この虚しさをちゃんと伝える事も出来ず、
たぶん嫌な気分だけ伝染させ、私は独りの時間を求め関わりを絶つ。
そしてその直後に、フリーホールの如く強烈に堕ちる。

今夜の雨で、桜は散ってしまうでしょうね
進歩ねーなアタシ
毎年こんな失態で逃し虚しさに襲われているような気がします
満開の桜は私には似合わないということなのか、何かの罰なのか
今年もこんなことを綴って終わる様です

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