地球は青かった
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ようこそ 飴のブログ【遣らずの飴】へ
『遣らずの雨*1』って、なんとも切なく色っぽい言葉だと思いません?
こんばんわ、飴でございます。
木曜日ですが、就職活動中のため『仕事』をテーマには書きません。
ただの日記です。
『地球は青かった』正確には、『地球は青いヴェールをまとった花嫁のようだった』は、旧ソ連の宇宙飛行士ガガーリンの言葉です。
ガガーリンは人類初の宇宙飛行成功者。
今日3月9日はそのガガーリンのお誕生日だそうです。
1961年この宇宙飛行が成功した際の歓迎パーティでのひとコマ
ロシア正教のモスクワ総主教はこういったそうな。
教:宇宙を飛んでいたとき、神の姿を見たかい?
ガ:見えませんでした
教:わが息子よ、神の姿が見えなかったことは自分の胸に収めておくように
しばらくして、ニキータ・フルシチョフ(スターリンの死後のソ連の最高指導者)が総主教と同じことをたずねた。
総主教との約束を思い出したガガーリンは、さっきとは違うことを答えた。
ガ:見えました
フ:神の姿が見えたことは誰にもいわないように
なんでもフルシチョフは共産党員で、『共産主義はは宗教を否定しているため』こう云ったらしい。
これ、ガガーリン自身が好んで語ったジョークなんだって。
アメリカでは「地球は青かった」より「宇宙に神はいなかった」の方が有名なんだって。
日本ではどうなんだろう。
すごくオモシロイのは、みんな尋ねるのが『神の姿を見たか?』なコト。
時代を感じるね。
それに最初に聞くのがコレなんてちょっとロマンチック。
日本人にはわからない感覚だ。
ちゃんと地球が太陽の周りをまわってるのがわかったのだろうか。
さて、有名人となったガガーリンはソビエトの宇宙計画の広告塔として世界を飛び回る。
しかし、激変した自分の環境に適応できず、徐々に精神的に弱り酒を飲む。
1961年には自傷行為までも起こす。
このような精神的試練を乗り越え、ソビエト連邦議会で代議員にもなる。
宇宙船のデザインなんかも携わる。
そして、飛行指揮官を目指す。
ところが1968年3月27日、搭乗したミグ15UTIで飛行中、墜落死。
これが、27歳で人類初の宇宙飛行成功者となった、ガガーリンの34歳の生涯。
*1:遣らずの雨(やらず-の-あめ):まるで訪ねて来た恋人を引き止めるかのように降ってくる雨の意