日記

『歯ブラシ』が理解できないまま大人になるオトコ達

飴(あめ)

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とろける飴玉*1に掲載していた過去の日記を転記
基本的に昨日の日記も読み返さない、吐き捨てブロガーな飴なので、改めて読み返すと恥ずかしい
以前はもっとひどい文章でした、、、ご容赦下さいませ

「誕生日プレゼント何が欲しい?」

今年はまだ聞かれていませんが(笑)高校時代の淡い思い出でもネタにしましょうか・・・

とまで書いて、前回まったく高校時代のことなんて書きませんでしたね(笑)
ということで、今回はこんな過激なタイトルではありますが、ちゃんと淡い思い出についてです

春タンな飴は(詳しくは、前回の日記『決して失敗しない春タン達』を見なさい)、新しい環境に臨むと、ちょっとだけチヤホヤされお姫様になる
合コンでも同じだけど、やれ誕生日だの地元はドコだの、もう正直そんなうすい会話はあきあきである
そういいつつもそこまで子供じゃないので、聞かれた事で云ってもいいかなぁと思うことには答えてます
(なんでこいつに)と思うことは、適当に嘘を云ったりもする
飴はこんな奴です

さて、高校時代の淡い思い出にもどりましょう

とにかく、「ねーねー飴さん、誕生日いつ??」とか男も女もみんなうるさい
他「誕生日いつ?」
飴「5月だけど」
他「へぇ、なんか欲しいものある?」
何度も聞かれるとだんだん考えるのが面倒くさくなって、毎回に同じ物をリクエストした
そしたら、当日10個も同じ商品がそろったのだ(笑)
よくまぁ、いろんな種類が売られてるものだなぁと感心したのを覚えている

何をリクエストしたのかって?
それは、『歯ブラシ』

他「なんか欲しいものある?」
飴「・・・くれるの?」
他「買える物だったらね」
飴「・・・歯ブラシ」
他「歯ブラシ?」

たいていのオトコは、そのリクエストに首をかしげる
本来、そういうオトコは願い下げなんだけど、振り返ってみると、以前話した高校時代の彼氏も理解できないまま、飴に歯ブラシを贈った1人だったんじゃないだろうか
そう考えると納得(笑)なるほど・・・^^;;

3000円の誕プレをもらうより、300円のプレを10回もらう方がいい
誕生日だからともらうんじゃなくて、何もない日にこそプレがもらいたい
プレゼントをくれるだけで嬉しい
だから、値段なんてどうでもいい
縁があるなら、安い投資で次へつなげましょう
そんな飴の気持ちは1ミクロンもわかってないだろうな
それに、えと、もう少し深い話しましょうか

歯ブラシにエロスを感じない男はガキだ

(ケッ、どうせこいつも)と大半の同級生のオトコどもを見下してまいりました
当時は、○フェチなんて言葉はまだなかったけれど、バレンタインにチョコと一緒に下着を贈る乙女たちと同じ感覚なのだ
それがなぜわからぬのか

では、これをごらんの皆さんは一緒に想像してみましょう!!
自分の選びに選んでプレゼントした歯ブラシが、口に入れ、半開きな口の中をゴシゴシシャカシャカと動く
ゴシゴシ、シャカシャカ
ゴシゴシ、シャカシャカ、ゴシゴシ、シャカシャカ
なんて過激で悩殺100%なしぐさなんでしょう(爆)
このエロスが理解できないのが、どうしても女より精神年齢の低い同級生たちなのである

社交辞令や勢いでひとまず買ってくれようとしてるんだろうと分かっていながらも、そこには飴の深く優しい思いやりと、女心がたっぷりだったのだ
しかし、見る目のないオトコどもは、無礼にも飴という人格に首をひねり、
「君って人がよくわからないよ」
「ごめん、飴にはついていけないよ」
「飴は人との間に壁を作るよね、僕も例外じゃなく」
なんて云いやがる

それはそれでいい
ちゃんと説明してあげなかったあたしも悪い
分かって欲しい相手ならちゃんと云わなきゃ伝わらないのだ
それはここ10年で得た教訓
以心伝心なんかクソ食らえ
見つめ合えばすべてが伝わるなんて、2人に言葉はいらないなんて、あんなの嘘っぱちである
肝心な事は口で言わなきゃなんにも伝わらない
分かってくれてるかと思いきや、すっかり飴って人間を誤解して別の人格として決めつけてしまう
「そんなの飴らしくない」こんな台詞を迷いなく吐く人間ほど、分かってくれてない
本当の姿を理解してくれてない
もっと人間とは深いものではないか
そんな簡単に極めたりできるものじゃないんじゃないの?
しかし、その誤解に気づかないまま、淡い思い出として記憶に書き記されていく
そして、『昔こんな奴がいた』と誰かに話して聞かせたりするんだろう

たった1人の『飴』という人間すら理解できないまま、大人になっていくオトコ達
みんな幸せなケッコンでもしているだろうか
同窓会というものは、まだあったことがないけれど、みんなそれなりにいい大人のオトコになってるだろうか
(あたし一人理解できないで、ロクな大人になるわけない)と思っていたけれど、どうせなら皆にいいオトコになっていて欲しい
飴という人間を素通りしていったオトコ達
もっと深く関わって、人格を磨いてあげる事もできたかもしれないなぁ・・・とふと考えたりもする
がっかりしてまで、相手に伝えることをヨシとしなかった飴
そんな哀しい労力使いたくない、と洟から努力もしなかった飴
私も大人になったのか、逃した獲物が大きかったのかこの目で確かめたい気持ちになっています

貴方たちからもらった歯ブラシ、計20本を半年に1本ペースで使わせていただき、今使ってるのが最後の1本となりました
そして、もうすぐ29歳の誕生日を迎えようとしています
もう歯ブラシがありません

*1:とろける飴玉:2003.7.23スタートした飴のhp。現在ブログを読みに来てくれてるお友達の中には、この頃からのお付き合いの方も多数いらっしゃいます。merci。

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