ユージュアル・サスペクツ
飴(あめ)
遣らずの飴
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対話篇 (新潮文庫)
僕には誰かを殺す力はない。
でも――。
僕はいま、はっきりと思う。
いつか、僕は大切な人に出会うだろう。そして、その人を生かし続けるために、その手を決して離しはしない。そう、たとえ、ライオンが襲いかかってきたとしても。
結局のところ、大切な人の手を探し求め、握り続けるためだけに、僕たちはうすのろな時間をどうにか生きてる。
ねえ、そうは思わないかい?